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『犯人に告ぐ』 by 雫井脩介
『犯人に告ぐ』を読了!
脱東野圭吾、ということで映画にもなった本作品を読んでみました。
Wikipediaによるあらすじは、本誌の出来事を5割程説明しちゃっていますが、もっと細かいディテールがところどころにちりばめられています。以下、ネタバレ注意。
結論からいえば、終始話に入り込めない残念作。\茲療験が読めてしまう、⊆膺邑の巻島以外のキャラクターにさほど魅力がない(作品の中で活きてない)、A澗療な構成が悪い、という辛口評価です。
\茲療験が読めてしまう、▲ャラクターの魅力不足
,鉢△和疹絡むので一緒に書いてしまいます。この物語、伏線らしきものはすべて読み取れてしまう書き方をされています。例えば「チョンボ」や津田の存在、物語における関わり方。この2人は特に象徴的でしたが、それ以外でも各キャラクターにはそれぞれ役割があり、巻島を取り巻きながら各々はその「役割」をこなしていますが、それ以上の存在には決してなりえず、故に魅力もなければ先もあっさり読めてしまう展開になっています。これは筆者のスタイルかもしれませんが、筆者の手にも追えない程キャラクターが活躍するくらいになれば、また違った作品になっていたはずです。しいていえば意外だったのが、犯人のキャラクター像が全く見えないまま逮捕に至り、結局この犯人の深層心理がよく分からないまま物語が終わりを向かえます。
9柔問題
全体的に構成が悪いと思います。物語の本筋を肉付けするためか、登場人物の背景説明のために脱線することが多く、この脱線がまた非常に長いのです。脱線してまで細かく説明した以上、本筋のクライマックス・エンディングにうまく繋がることを期待していましたが、それに反してかなりあっさりした終わり方だったので肩透かしを喰らった気分です。
植草・ニュースライブをはめる部分は展開としてもスピーディーで面白かったけれど、物語の中で一番クライマックスぽい部分になってしまったためか、その後は失速する一方でした。一番ひどい点は、結局この物語の犯人はどういう意図でどういうつもりで犯行に及んだのか、全く説明なく終わったところです。筆者はこの物語においてどこを一番重点にしたのか、よく分からない形で構成されているため、読み終わっても何もすっきりしません。

設定が少し普通の刑事ものミステリーと違うだけで、それ以上に不満の残る作品でした。こんなに「(時間を使って)読んで損した」と思える作品も久々です。
| yumemix | INPUT (Books) | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |









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