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『シグマハーモニクス』の評価
久々にゲームをちゃんとコンプリートした。まだフルコンプリートではなく、第死楽章の途中だが、大筋のストーリーは終わらせた。珍しく相方は途中放棄。率直に言うと、いろんな試みが伺えるがどれも中途半端、なゲームだった。いろいろと良さそうな要素が詰まっているものの、それがうまく調理されていない。下記、思ったことをとりあえずひたすら書いてみる。やった人にしか分からないような書き方で申し訳ないが、あらすじも素っ飛ばしてしまう程言いたいことがいっぱい見つかったので見逃して欲しい。

全体的にテンポが悪い("ハーモニクス"なんてタイトルなのに…)。テンポを悪くしている要因は、イベント中に出てくるイラスト(多すぎ、こんなにいらない)やアニメーション(各楽章に毎度出てくる刻印を奏でているシグマの図、見飽きるのでいらない)、「調印」コマンドをする度に左画面に出てくるシグマの調印動作(これもいらない)、キャラクターの台詞(「!」とか「…。」などの使用が多すぎてうんざりしてくる)など。
世界観をうまくゲーム上で出し切れていない。せっかく面白そうな世界を舞台にしているのに、入りきれないまま終わりを迎えてしまった。各楽章のストーリーとその世界観は深いところで融合しておらず、いきなり第6章でどでかいギャップを感じてしまう。
各楽章で起きた事件の解決が妙にあっさりしすぎている。いくら犯人が逢魔に操られているとはいえ、各章において犯行が行われたのには理由があるはずだ。そういった部分にも触れることで各章のストーリーももっと深まるはずなのに、事件の真相が明らかになった時点で事件解決→戦闘突入、という単純パターンの繰り返しになっている。
捜査のコマンド(調律)が非常に面倒くさい。「調律」のコマンドを行うのがとにかく手間で、「時の再演」や「真実のかけら」を探すのはとにかく一苦労だ。そればかり行っているとそもそもストーリー自体を忘れてしまうことがよくあった。ゲーム進行のペースを落とす一因となっている。
戦闘は賛否両論あると思う。コマンド入力ではなく出てくるカードをいかに早く出すか、というスピードが試される設定で、賛否両論あると思う。アクションゲームなどで戦闘慣れしていない人間からすれば多少やりやすいのだろうが、なんとなく面白みにかける戦闘方法だ。また。戦闘中の「曲変更」や「職業変更」は「なんでこんなことやらないといけないんだろう?」という印象が残ってしまう。出てくる敵の性質を考えたら、予め最適の曲と職業を決めておけばこんな面倒なことはしなくて済む。とはいえ、第死楽章は戦闘がやたらハイレベルなので、そんな文句も言ってられないのかもしれない…。
超推理がやたら難しい。五目盤を使う、という発想は面白いが、刻印の設定場所や「推理が正しくなくてもボスにいける」という、厳しいんだか甘いんだかはっきりしないことに苛立ちを感じる。

厳しいコメントばかりで少し製作者側が気の毒なくらいだ。ゲームのテンポは「すばらしきこの世界」並のものが、探偵や推理パートに関しては「逆転裁判」のような明解さが欲しかった。作品として「なんかもったいない」という一言が似合う。
| yumemix | DAILY (Games) | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) |









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