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『Virtual Insanity』 by Jamiroquai
久々に音楽について。最近良く聴いているのはJamiroquai。

本当に遅ればせながら、Acid Jazz界の巨匠・Jamiroquaiの代表曲である「Virtual Insanity」のPVを初めて見ました。これは「すごい」の一言!!!


※動画の上下がちょっと切れているよう模様。【Youtubeでさらにチェック】

歌詞といいメロディーといい、曲自体がすごく巧みに出来ていますが、このPVはその良さをさらに引き出しています。PVを普通に見る分には部屋の床が動いていて、その中をJay Kay(ボーカル)が巧いこと踊っている…程度に感じるもの。しかし、実際は部屋の壁(とカメラ、及び場合によってはソファー等)が動いているという仕掛けで、まさにVirtual Reality(Virtual Insanity)を4分足らずの中で一例として体現している秀逸な作品です。動いているかのように見えるソファーは実は全く動いていなくて、周りの壁とカメラがグワーっと移動している中、うまく計算された範囲でJay Kayが踊りながら歌っているのです。

このPVの監督は映画「Matrix」シリーズのワイヤーアクションで有名になったJonathan Glazer氏。案の定、この年のMTV Music Video Awardsで「Best Video of the Year」等を受賞しています。しいて言えば、PVのインパクトがでか過ぎて曲自体の純粋な印象が薄れているかもしれませんが、何はともあれ「Virtual Insanity」が傑作であることに間違いはありません。

Jamiroquaiの歌って基本的に難しい曲ばかりです。それは旋律が、とか、テンポが、といった技術的なものではありません。
1.)そもそも「芯」が通っていなければ歌えない。
主にボーカルに対する要求ですが、周りでどんなリズムやBGMを奏でていようと、それに惑わされずに自分のリズムで自分の歌を歌えることです。ボーカルに求められる資質は突き詰めるとこの「芯」の部分だと思います。
2.)一方で自らの歌が周り(BGM)とうまく融合もしないといけない。
上の対みたいな感じですが、「芯」を持つだけでなく、それがしっかり周りの音楽と合わなければいけません。1と2のバランスは難しいところです。
3.)何より隙を見せない。全く。
「隙」って私の中では非常に感覚的なもので、説明しにくいのが正直なところです。そのアーティストの乗っている波や流れ、もしくは投下している集中力などが(割と一瞬で)消える瞬間だと思っています。邦楽のアーティストは隙を見せる人(もしくは隙だらけな人)が圧倒的に多いのですが、Jamiroquaiの曲は基本的に「隙」がありません。1曲1曲がものすごい集中力の中で歌われているんだと思います。上の「Virtual Insanity」も終始張りつめた緊張感があり、曲を濃度をぎゅっと引き締めています。

もう一つ、このPVからJay Kayは非常にダンスが巧いことが分かります。ダンスが巧いということは、身体でしっかりとリズムを刻んでいる証拠で、これが先程の話に出した「芯」の部分を確立している一因だとにらんでいます。知性派アーティストという意味ではAlanis Morisetteと似たものを感じますが、Jamiroquai(というよりJay Kay)の方がAlanisを上回っているのは確かです。このような不思議な帽子をかぶっていることが多いけれど(そして度々パパラッチを殴っているけれど…)、LIVE映像を見ると歌手として存在感抜群であることが分かります。

Jamiroquai HP (UK)
| yumemix | INPUT (Music) | 03:09 | comments(2) | trackbacks(0) |
最近、日清のCMで本人によるよくできたパロディが流れてますよね。
ファンの中には拒絶反応を示す人もいるようですが、ブログ主さんにはどう感じますか?
| フローリア | 2010/07/31 9:10 PM |

>フローリアさん
こんばんは、コメント有難うございます。
CMはよく見かけていたのですが、本人が実際に歌っているのかどうか、定かではありませんでした。

ご本人であるならば、全盛期だった頃とだいぶ歌(歌い方というか、本人の歌の雰囲気)が変わったなぁ…と思っておりました。近年のライブ映像でも、昔と比べて泥臭い・けだるい感じでVirtual Insanityを歌うようになっているなぁ、と感じます。何かとても嫌なことがあった、みたいなものを感じますね…

ただ、CMをよーく見ていると、どうしても顔の部分だけ合成されているように見えていたので、本当にJay Kayなのかなぁ…と今でも疑問に思いながら見ております。
| yumemi | 2010/07/31 11:21 PM |










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